ORANGELOGS

清水エスパルスのことなどをつらつらと。

2014/12/06 倉敷さん、静岡への期待

スカパー書き起こし第2弾。

甲府戦終了後、大榎監督のインタビューを受けて、実況の倉敷保雄さんが静岡サッカーへの期待を語ります。

===

倉敷 水沼さん、大榎監督と言えばエスパルスのね、契約第一号選手として
   清水エスパルスというブランドを背負ってきた方ですよね。
   今シーズン途中から、だから、自分の欲しい選手を獲ってもらえるわけでもなくて
   下のカテゴリは見てましたけども、それにしても苦しいシーズンだったと
   思うんですよ。

水沼 そうですね、まぁ、若い選手とか、それこそユースもそうですし、
   大学もよく見てましたし、そこで全国一位にもなりましたし、
   若い選手を育てて行くのが上手い監督だと思うんですよね。
   だからプロの形になって、こういうチームの状況で引き受けて、
   これからますます監督としても成長していくんじゃないかなとは思いますね。

倉敷 そうですね。
   まぁ、そのためにはどうなんでしょうか、エスパルスに関して言うと、あのー、
   予算の事とかね、そういうことに関しても、減少傾向が
   続いているんじゃないかという指摘もあるわけです。ただこう、場所として、
   清水とか、静岡っていうのは、やっぱりこう、素材として、
   素晴らしいんじゃないのかなという風に僕なんか思っちゃうんですけど。

水沼 どうですかね。今はその、素材という意味で言うと
   それ全国区になりましたからね。

倉敷 確かにね。確かに全国高校サッカー選手権でも清水がとか、
   静岡がという時代ではなくなってしまったかもしれないけども、
   ただ、なんていうんですかね、僕は、その先人達のプレーを
   観ていた人の目って言うものが、あると思っているんですよ。

水沼 それはそうですね。
   サッカーの街という事に関して言えばね。
   ホントにサポーターという形ではないかもしれないけどファンの人達とかね、
   ホントに目の肥えた人達、やっぱり静岡、清水のサッカーはこうなんだ、
   っていうのをね、見せなきゃダメだという思いの人が多いと思います。

倉敷 それが僕、財産だと思うんですよね。
   でまた一つ、これは協会批判ではないんだけども、
   同じ方向を見続けていた事が、今シーズンの日本代表は各カテゴリーの
   ユースがそろって失敗してしまった。
   だから新しいそのいろんな教え方みたいなっていうのが、
   僕は、静岡県、期待してるんですけどね。

水沼 そうですね。
   清水の三羽烏が、やっぱ大榎監督、長谷川健太監督は優勝しましたしね、
   そういうのを考えると今日は堀池さんも解説に来られてましたしね。
   そろい踏みなんですよね。みんなそういう、支えてきた人達が
   今度は指導者となって、そういう選手達を作り出してくっていうのは、
   やっぱりこういう清水の街ならではのことかなとは思いますけどね。

===

堀田先生亡き今、サッカーにおける静岡のアドバンテージは
もう無いと思っているのですが、もしここから再生を目指すとしたら
堀田さんの教え子達が引き継ぐのか、それとも新しいカリスマが現れるか、の
どちらかという気がします。